「ラダーシリーズなど、英語学習者向けの本は読み終わった。さて、本格的に洋書を読み始めよう」と考えている方には、Kindle がおすすめです。
人気のある洋書はほとんど Kindle で読めるし、Kindle 本は、紙の本より少し安い。さらに、辞書機能があるので、分からない単語も一瞬で調べられて、読書の集中を途切れさせません。
ここでは、私自身が使っていて感じた、Kindle のおすすめポイントとデメリットについて書いていこうと思います。
おすすめのポイント
① 読書に集中できる
タブレットやスマホでも本が読める時代。
でも、スマホやタブレットだと、読書に集中できないという人も多いのではないでしょうか。読書をしようと思ったのに、気づいたらSNSやゲームをやっていた…なんて経験、ありませんか。Kindle は読書に特化した端末なので、他のことに気を取られることなく、読書に集中できます。
② 目が疲れにくい
紙のような読み心地で、ずっと読んでいても目が疲れにくい。
画面の明るさや文字のサイズも調整できるので、近視や老眼の方でも、ストレスなく読書を楽しむことができます。
③ 暗いところでも読める
ライトが搭載されているので、暗い場所でも本が読めます。夜、電気を消した後でも、暗い飛行機の中でも。ちなみに、私は以前、停電が頻繁にある国に住んでいたので、この「暗いところでも読める」というのはとっても大事でした(停電中はネットも使えず、何もできないので…)。これから途上国勤務をする予定の方には、Kindle を持っていくことを強くおすすめしたいです。
④ 軽くて小さくて、かさばらない
単行本1冊と同じくらいの重さで、何冊分も持ち運べます。
旅行先に持っていくのも楽、引っ越しも楽になります。
⑤ 辞書機能がある
辞書機能がついていて、単語をタップすると、すぐに意味が調べられます。
洋書を読んでいると分からない単語がたくさん出てくるので、ぱっと調べられる辞書機能は、とても重宝します。
⑥ バッテリーの持ちが良い
スマホやタブレットと比べると、充電の持ちがとても良いです。
使い方にもよりますが、1日20〜30分くらいの読書であれば、月に1回の充電でも持ちます。(ちなみに公式サイトによると、Kindle Paperwhite の場合、「USB-Cケーブルを使った一度のフル充電で、最大で10週間利用可能」とのこと。)
デメリットと留意点
① スマホやタブレットに比べると動きが遅い
はじめて Kindle を使うと、動きが遅く感じるかもしれません。最新の Kindle では、大分改善したようですが、それでもスマホやタブレットと比べると、動作がもたつく印象です。本を読む分には問題ないけれど、Kindle 本体で本を購入するのはおすすめしません。反応が遅いし、反応を待たずにスクロールし続けるとフリーズしたりします。本を買うときは、パソコンやスマホを使い、Kindle はダウンロードするだけにするのが、ストレスなく Kindle を楽しむコツです。
② 雑誌や漫画には向かない
漫画や雑誌はレイアウトが固定されていて、Kindle の設定では文字サイズを変えることができません。そのため、Kindle の画面上だと文字が小さく、読みずらいです。
画面を拡大することはできますが、拡大しながら、画面を動かして読むのは大変だし、結局読みづらいことに変わりありません。雑誌や漫画を読む時はパソコンやタブレットを使うのがおすすめです。
③ Wi-Fi をオンにしておくと電池の減りが早い
Wi-Fiをオンにしたままだと、バッテリーの減りが早くなります。Wi-Fi 機能は、本をダウンロードする時以外はオフにしておきましょう。
④ 経年劣化で表面にキズがつくことも
基本的に、Kindle は丈夫で長持ちしますが、長年使っていると、画面にキズがつくことがあります。私の場合、5〜6年経った頃、小さなキズがついていました。
画面に保護シートを貼っていなかったのと、時々カバーをせずにそのままバッグに入れていたので、衝撃が積み重なって、小さなキズになったのかな、と考えています。コンマ数ミリの小さなキズでも、ライトが微妙に反射して、読書中、気になってしまいます。長く愛用するためにも、①購入したら早めに保護シートを貼る、②バッグに入れる時はケースに入れることをおすすめします。